混雑している電車に乗る時はジャンパーを脱いだほうが良い理由
私は毎日、行きも帰りもそれなりに混雑した電車に乗って、通勤している人間のひとりです。特に帰りの時間帯は座ることも出来ないことがほとんどで、30分程度は立ったままでいます。
そんな毎日の中でふと思ったのですが、みなさんは電車に乗り込む際、ジャンパーやコートは脱ぎますか?脱ぎませんか?
私はというと、電車に乗り込む際は予めアウターは脱いで手に持ち、車内に入ったらそれを網棚に置くようにしていますが今回は、そんなジャンパーやコートを電車に乗る際は脱いだほうが良い理由をいくつかご紹介してみたいと思います。
着たままでは暑い
混雑した電車に乗る際アウターを脱いだほうが良い理由ですが、やはり第一に着たままでは暑いからです。
混雑している電車の中は、真冬でも場合によっては20度近くになることもあるそうです。
そんな中、一桁台の気温の屋外でも通用するような暖かい防寒着を着込んだまま乗れば、それは当然のように暑く感じます。
私は暑がりというよりは、どちらかというと代謝が良いほうなので、冬場にアウターを着込んだまま電車に乗ると体は汗をかいてしまいますし、中には暑すぎて鼻血を出してしまった、という話も知人から聞いたことがあります。
もちろん、鉄道会社のほうでもある程度は車内の温度を調整してはいるのでしょうけれど、しかし公共交通機関ですので、全員の体感温度に合わせることは出来ません。
だったら自分で調整するしかないのです。
冬場の混雑した電車内の暑さというのは、夏の暑さとはまた違う不快感がありますので、それを避けるためにもジャンパーやブルゾンやコートといったアウターは、少し面倒でも脱いだほうが良いでしょう。
風邪をひく可能性がある
ちょっと暑いことくらい、上着を脱ぐ手間を考えたらぜんぜん平気!と思う方もいらっしゃるかとは思うのですが、しかし冬場に汗をかくのは実は結構危険です。
電車の中でかいてしまった汗は、外に出ると急激に冷やされます。
そしてそれは、必要以上に体を冷やしてしまい、結果として風邪をひく可能性が高まります。
ただでさえ、冬場の電車の中というのは風邪菌が蔓延していたりしますし、空気も乾燥していて風邪をひきやすかったりしますので、そこにさらに追い打ちをかけたりはしないほうが良いかと。
他の人の邪魔になる
乗車率も高く、その人の多さ故に室温も高くなっている車内で、暑そうにしながらもジャンパーやコートを着たままでいる人というのは正直な話、私は邪魔だなぁと思ってしまうことがあります。
リュックなどは下ろして前に抱えたりするのだし、同じように特に着ぶくれしやすいダウンジャケットなども、目の前の網棚が空いているんだから脱いで乗せておけば良いのに……と。
薄着でも良い夏場と、厚着することの多い冬場で車内の許容量が変わるわけではありません。
公共の場で他人の迷惑にならないようスマートに行動できる大人というのは、それだけでも格好良かったりします。
若い学生の頃は仕方がない部分もありますが、社会に出たらそのくらいのマナーな身につけておいたほうが良いかと思います。
着たまま座るとジャンパーが痛む
特にメルトン素材などのコート類の場合、着たまま座席に座りますと、生地が痛んだり毛玉が出来やすかったりします。
ナイロンやポリエステル素材のジャンパーやブルゾンにおいても、裾がリブ編みになっていたりしますとやはり同じことが言えます。
また、日本の電車はひとり分の座席をそれほど広くとっておりませんので、全員が全員、上着を着たまま座るととても狭く感じるかと思います。
そういった面も踏まえて、運良く座れたとしても、上着は脱いだほうが良いでしょう。
ということで今回は、電車に乗る際はジャンパーやコートは脱いだほうが良いというお話でした。しかしそれでも冬場は一歩外に出れば非常に寒く、アウターは欠かすことが出来ません。
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