ジャンパーやブルゾンの防虫対策を考える
夏の間にクローゼットに仕舞ったままにしておいた、ジャンパーやブルゾンやコートを久々に取り出してみたら、虫に喰われていて着られなくなってしまった(泣)
なんて思いをしたことがある方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
そして、そんな悲劇が起きないためにも防虫対策は必須だったりします。
ということで今回は、やっぱりちゃんと覚えておきたい防虫対策の基本について、この辺で改めて一度考えてみたいと思います。
虫が食べたがる素材とそうでない素材
繊維を食べて、ジャンパーやブルゾンに穴を空けてしまう虫だって、なんでもかんでも食べるわけではありません。
私がネギを食べられないように(笑)、虫だって好き嫌いはあるのです。
では、虫たちは何を食べるのかと言えばウールやシルク、コットンなどといった天然繊維です。
特に奴らは動物性タンパク質が大好物ですので、ウールは特に危険です。
気をつけて下さい!
また反対に、ポリエステルやナイロンなどと言った化学繊維は、基本的に虫たちはあまり好みません。
というより食べません。
が、ここで安心するのはまだ早いのです。
上で書いたように衣類を食べる虫たちは、動物性タンパク質が大好物です。
よって、ポリエステルやナイロン素材のブルゾンやジャンパーであっても、私たち人間の汗や皮脂などが付着しているとその部分を食べてしまう可能性があります。
そのため、衣替えなどでジャンパーやブルゾンやコートなどを仕舞う前には必ず一度、お洗濯をして綺麗にしてから保管するよう心がけましょう!
基本的な防虫方法
1.しまい洗いを徹底する
虫食いを防ぐ基本行程のひとつに、しまい洗いというものがあります。
これはつまり、上でも書いたようにクローゼットの中などにブルゾンやジャンパーを仕舞う前にまず一度、付着してしまった皮脂汚れや汗を洗って、綺麗に落とすことで虫に食べられないようにする、ということです。
皮脂や汗の汚れというのは、目で見えないほどの小さなものでも虫は敏感に察知しますし、また虫に食べられなくとも、それらの汚れはカビや変色の原因ともなりますので、特に1ヶ月以上の長期で保管する場合には必ずお洗濯するよう心がけましょう。
2.完全密閉する
単純な話、大切なジャンパーやコートやブルゾンなんかを虫に食われたくなければ、虫が入り込む余地もないような、完全なる密閉空間に入れておけばそれだけで、あとは特別に防虫剤などを用意する必要もありません。
例えば冷蔵庫や真空容器など。
しかし現実問題として、それに近いことは出来るかもしれませんが実際に、衣類用の冷蔵庫や真空容器などといった完全なる密閉容器を用意するのは様々な要因から正直な話、不可能に近いんですよね(苦笑)
3.防虫効果のあるアイテムを使用する
一般的に、防虫剤なんかはドラッグストアなどでも簡単に手に入りますし、使い方もそれほど難しいものではないので、こういったものを利用するのが一番手っ取り早いかと思います。
が、同じような効果のあるものとして、唐辛子を使用するという手もあります。
虫がつかないようにするために、お米を保管する際に唐辛子を一緒に入れておいたりするのはどの家庭でもやっていたりすることかと思いますが、お米に虫がつかないのでしたら衣類でも同じことが言えます。
ティッシュやハンカチに唐辛子を包んで大切なジャンパーやブルゾンのポケットに入れておくだけでも、十分な効果を発揮するかと思いますので是非お試し下さい。
また、市販されている防虫剤を使用する際には説明書などにも書いてあるかと思いますが、出来るだけ密閉できる容器を使用したほうが効果は高くなりますが、用量以上の数を同時に使用したところで効果はそれほど変わらないそうで、只々勿体無いだけのようですのでご注意下さい。
ということで今回は、お気に入りの大切なブルゾンやジャンパーを虫食いから守る基本的な方法をご紹介してみましたがいかがでしたでしょうか。
まあそうは言っても、100%完全に守れるわけではありませんし、もし不慮の事故で虫食いが発生してしまったら、諦めて買い換えるというのもひとつの手です。
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興味のある方などは是非一度、合わせてご覧頂ければ幸いです。