ジャンパーやブルゾンの背フラシについて
ジャンパーやブルゾンの背面に、フラシと呼ばれるものがあることをみなさんはご存知ですか?
ただこれは全てのものに付いているのではなく、私の印象では防寒性の高いものにはあまりなく、スウィングトップやウィンドブレーカーなどと呼ばれるタイプに多くあるイメージがあります。
背フラシはもちろん、ただの装飾ではなく、れっきとした機能性があり、それを持たせるために付けられているものなのですが、今回はそんな背フラシにスポットを当て、少し紹介してみたいと思います。
つまり背フラシとは?
結局、背フラシとはなんなのかと言いますと、上の画像のようにジャンパーやブルゾンの背面が横に切れ込みが入り割れている部分のことを言います。
別名、ベンチレーションとも言います。
多くの場合、これはボタンやマジックテープで留められる仕様となっており、誰でも一度くらいは見たことがあるのではないでしょうか。
背フラシの機能性、メリットは?
背フラシ(ベンチレーション)は何のためにあるかと言いますと、これは通気性を良くするためなのです。
ジャンパーやブルゾンを長時間着ていると次第に中が蒸れてきてしまいますが、これがあることによりその蒸れを効率よく逃がしてくれますので、快適な着心地が持続できるのです。
デメリットは?
背フラシは必ずしも全てのジャンパーやブルゾンにあるものではありません。
つまりそれは無くてもいい、無いほうがいい、と考える人もいるということです。
そんな背フラシのあるジャンパーのデメリットですが、それはなんと言っても背面プリントが大きくできないということです。
背フラシがあるということは、その部分の生地が繋がっていないということになり、オリジナルプリントする場合は、基本的にはこういった部分を跨ぐことはできません。
よって、オリジナルデザインを背面に印刷したい場合、背フラシがあるのは邪魔だということになります。
それでもブルゾンの背面にプリントをしたい場合には、背フラシより上か、もしくは下にする、ということになるようです。
そもそも背フラシの『フラシ』って?
フラシは漢字を用いますと『振らし』と書きます。
意味は「縫いとめられていない状態」や「綴じられていない部分」を指す縫製用語で、一般的にはあまり馴染みがありませんが、服飾業界では普通に使用されている言葉のようです。
ということで今回は、ジャンパーやブルゾンの背面に時々見られる背フラシについてご紹介させていただきました。
『ジャンパー・ブルゾンのオリジナルプリント専門店』では、この背フラシがついたアイテムも多数取り揃えておりますし、それ以外も豊富にございます。
基本的には用途に合わせてお選び頂ければと思いますが、お悩みの方はお気軽に担当スタッフまでご相談ください。
どういったシーンで利用するのか、どういったデザインをプリントしたいのか、いつまでに必要なのか、どのくらいの価格で作成したいのか、そういった様々な情報をお伺いした上で、最適なアイテムをご提案させて頂くことが弊社では可能となっております。是非、一度お試しください。