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MA-1のリバイバルブームとちょっとした豆知識

2016/09/03

MA-1

ファッションの流行の回転率というのは今や目が回るほどに早いものです。

昨シーズン大流行していたものでも、今シーズンも着られるかどうかはわかったものではありません。

たった1シーズン遅れてしまっただけでも『時代遅れ』のレッテルを貼られてしまう恐れがファッション業界にはあるのです。

この流行の回転の早さは、次から次へと新しいアイテムを売らなくてはならないアパレルメーカー全体の、作為的な思惑が見え隠れしないまでもないですし、例えば他人が着ているジャンパーがいつ流行したものなのかまでいちいち気にする人間はじつは極わずかしかいませんので、そこまで気に留める必要もなかったりするのですが、特にファッションに敏感な若い世代ではそうもいかなかったりするのが現状なのです。

さて、2014年頃から突如流行し始めたMA-1というジャンパーをご存知でしょうか?

「え、MA-1なんて流行ってるの!? 昔、大流行したけどその反動で廃れてからはむしろダサいってイメージがあるんだけど」

私のようなアラフォー世代にとってはそんな印象を持つ方もいらっしゃるのではないかと思います。これが実際、さまざまなアパレルショップで大注目アイテムとして販売されているのです。

ということで今回は、そんなMA-1についてのお話をちょっとしてみたいと思います。

MA-1が最初に日本で流行したのは

波紋

この日本における流行の発信地は、今も昔も変わらず東京だということに異論を持つ人は少ないかと思います。

また聞いた話によりますと、今ほどのインターネットなどが普及する昭和の時代は、ファッションの流行というのは水面の波紋のように、東京から離れれば離れるほどに遅れてやってくるのだそうです。

ということから地方出身者の私の話もあまりアテにはならないかと思いますが、MA-1が流行したのは私が中学生の頃だという記憶があります。

文明の利器である現代のインターネットで調べてみたところによりますと、日本で爆発的にヒットしたのはトム・クルーズ主演の映画「トップガン」が公開された1986年頃からだということですので、私の住んでいた地方にその流行がやってきたのはやっぱり少し遅れているということになり、波紋理論が立証されたことになります(笑)

といっても私はまだ中学生でそこまでファッションに敏感ではありませんでしたから、その地方でも私が知らないだけで、もう少し前から流行していた可能性ももちろんありますけれど。

MA-1はさまざまなメーカーが製作していますが、中でも米軍に供給している有名メーカーということから、『ALPHA』社のものは本物、その他は偽物という風潮が当時あり、じつは私も近所のスーパーの衣料品コーナーでMA-1(黒)を三千円程度で購入したのですが、もちろんこれも偽物だと友人からからかわれた記憶があります。

ちなみに当時の流行のコーディネイトとしては、白いTシャツにブルージーンズ、そしてMA-1という男性らしいワイルドさが垣間見えるもので、それは男性用のファッションアイテムでした。

MA-1のリバイバルブーム

女子ファッション

MA-1が再び流行し始めたのは一昨年、2014の秋冬頃からだそうです。

特に10代後半から20代前半の若者をターゲットにしたアパレルショップでよく見かけるようになりました。

80年代後半に流行したものと比べると、そのシルエットは現代的にやや細身のすっきりとしたものになっていることが多く、そして当時と比べて最も違う点は、MA-1が女性用ファッションアイテムとしても高い人気があることです。

MA-1をはじめとするミリタリーアイテムをファッションに取り入れた女子のことを一部では「トップガン女子」などとも呼ばれているそうで、このネーミングからも、MA-1ジャンパーがリバイバルアイテムだということを示しています。

MA-1は映画「トップガン」には登場しない

革ジャン

これも、もはや有名な話ではありますが、MA-1流行の火付け役になった映画「トップガン」ですが、実は劇中には登場しないのです。

トム・クルーズ演ずるピート・ミッチェル(コールサイン:マーベリック)が着ていたのはTYPE G-1フライトジャケットというレザー素材のジャケットですし、その他の登場人物を見てもナイロン素材のMA-1は誰も着ていません。

で、これは私の勝手な憶測なのですが、TYPE G-1フライトジャケットは本革素材で制作されており、販売価格もそれなりに高額となりますが、同じような形状・シルエットのMA-1はナイロン素材で手頃な価格を付けられる。というのも流行した一因なのではないかと思います。

ちなみに、これは完全なる余談なのですが、MA-1が登場する映画、それも「トップガン女子」のように女の子が着ているとなると、リュック・ベッソン監督の代表作のひとつ「LEON」があります。

プロの殺し屋であるレオン(ジャン・レノ)に殺しの技術を教えてもらう少女マチルダ(ナタリー・ポートマン)が、MA-1を着ているのです。

高校生だった当時、私はその映画が好きでひとりで映画館まに観に行きましたが、映画が公開されたのは1994年。

となると、「トップガン女子」なるファッションは20年も前にすでにあったということになります(笑)

MA-1をオリジナルデザインで

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「ジャンパー・ブルゾンのオリジナルプリント専門店」では、MA-1ジャケットも格安価格で販売されており、このサイトの1番の特徴であるオリジナルプリントや刺繍もこれに施すことが可能です。

もちろん、個人的な趣味のファッションとして特注作成することもできますし、ショップオリジナルアイテムとしての物販用や、ちょっとお洒落なスタッフジャンパー用として人気があるようです。

興味のある方は是非一度、お気軽にご相談いただければと思います。

ジャンパー・ブルゾンのオリジナルプリント専門店

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