
弊社の法被製作は生地選びから行っていただけます。用途や期間など、状況に合わせた提案も可能です。下記以外の生地も取り揃えておりますので、お気軽にお申し付けください。
- ●定番生地

天竺木綿は綿生地全体の中でも薄くて軽いのが特徴です。使いやすくてコスパにも優れています。

滑らかで独特の光沢を放つ生地目が特徴のシャークスキン綿は適度な厚さを持った綿生地です。

10番天竺は神輿を担ぐ際におすすめな厚手の生地です。耐久性があり重厚な着用感があります。
- ●こだわり生地

厚手スラブは美しい畝が走る生地目が特徴です。こだわりを全面に打ち出した法被製作向きです。

綿絽は浴衣などに使用される涼しげな生地です。生地目も個性的で夏のお祭りに最適な生地です。

フルオーダー綿法被製作では、下記の仕立てが行なえます。こちらは機能性を補強する目的よりも、味わいを作り出す側面が強くございます。嗜好性を求める方におすすめです。
- 法被仕立て図
- ①背当て(せあて)
背当ての機能は汗取りと補強です。汗取りは背中の汗を適度に吸収することが目的です。補強は神輿を担いだ際、法被と肌との摩擦を軽減し、快適性をサポートします。
現在では見た目を強く意識したものとなり、こだわりを演出するために仕立てられます。本格的な綿法被によく似合います。
- ②袖裏(そでうら)
袖裏は機能面として役割を果たす物ではなく、江戸の頃より見た目を重視した仕立てです。そろばん柄、格子柄、ドット柄など様々な柄がつけられているのが特徴です。
特に定番があるわけではないため、お客様のこだわりを表現できるポイントの一つです。担当まで気軽にご相談ください。
- ③背割れ(せわれ)
背割れには機能性はなく、名残りをそのまま残した仕立てとなります。江戸時代、一枚の反物で法被は作れず、長さ不足を補うために背中で繋ぎ合わせていました。
現在、法被作成は一枚の反物で行えますが、愛好家の間では【背割れがあること=粋だ】とされ、大変好まれています。
- ④ネーム入れ
ネーム入れは裏衿に名入れを行う仕立てで、常時、目にすることができない点が嗜好性を求められる方に好まれています。
青年団や自治会で法被・半纏を着用する際、ご自身の物が分からなくなる可能性を先読みして、対策を行うのに最適です。